Excelを使いこなす上で、データの見せ方や処理の効率化を大きく左右するのが「文字列」の扱いです。この記事では、文字列を便利に操作するための基本ルールと、実際の活用例を具体的に解説していきます。
Excel関数で文字を引数に入れる基本ルール
Excelでは、関数の引数に文字列を入れる場合、ダブルクォーテーション(“”)で囲む必要があります。
例えば、「東京都」と表示させる場合は以下のように記述します。
="東京都"また、数式の中で文字列を扱う場合も、ダブルクォーテーションで囲むことが必須です。
文字列を引数に含む関数の活用例
IF関数:条件によって異なる文字を表示
IF関数を使って、特定の条件を満たしたときに文字列を表示することができます。
例:点数が60点以上なら「合格」、それ以外は「不合格」
=IF(A1>=60, "合格", "不合格")
A1の値が60以上なら「合格」、それ以外なら「不合格」と表示されます。
CONCATENATE関数:文字列をつなげる
複数の文字列を結合する場合、CONCATENATE関数や&を使用します。
例:姓と名を結合してフルネームにする
=CONCATENATE(A1, " ", B1)
または、&を使って簡単に書くこともできます。
=A1 & " " & B1
この方法を使うと、「山田(A1)」と「太郎(B1)」を「山田 太郎」と結合できます。

SUBSTITUTE関数:文字を置換(削除)
SUBSTITUTE関数を使うと、文字列の一部を別の文字に置き換えることができます。
例:「、」を「・」に置き換える
=SUBSTITUTE(A1, "、", "・")
A1が「東京、大阪、名古屋」なら「東京・大阪・名古屋」に変換されます。
変換先を””にすることで、指定の文字を削除することも可能です
LEFT・RIGHT・MID関数:部分的に文字を取り出す
特定の部分だけを抜き出したいときに使うのが、LEFT・RIGHT・MID関数です。
例:「東京都中央区」から「東京」だけを抜き出す(左から2文字)
=LEFT(A1, 2)例:「123-4567」の郵便番号から「4567」だけを取り出す(右から4文字)
=RIGHT(A1, 4)

例:「2024-02-15」から「02」を取り出す(3文字目から2文字)
=MID(A1, 6, 2)

FIND・SEARCH関数:特定の文字の位置を探す
FIND関数やSEARCH関数を使うと、特定の文字がどこにあるかを調べることができます。
例:「東京都渋谷区」から「渋谷」が何文字目にあるか調べる
=FIND("渋谷", A1)「東京都渋谷区」なら「4」と表示されます(「渋谷」は5文字目にある)。
COUNTIF関数:文字を含むセル数をカウント
COUNTIF関数を使うと、特定の文字を含むセルの数を数えられます。
例:「東京」が含まれるセルの数を数える
=COUNTIF(A1:A10, "*東京*")*(アスタリスク)を使うことで、部分一致検索が可能になります。
LEN関数:文字数を数える
LEN関数を使うと、文字数(スペースも含む)をカウントできます。
例:「東京都中央区」の文字数を数える
=LEN(A1)この場合、「東京都中央区」は6文字なので、6が返ります。
まとめ
Excel関数で引数に文字を入れる際のポイントをまとめると、以下のようになります。
- ダブルクォーテーション(” “)で囲む
- IF関数では、条件ごとに文字を表示可能
- & を使えば簡単に文字列を結合できる
- SUBSTITUTE関数で文字の置換が可能
- LEFT・RIGHT・MIDで特定の部分を抽出できる
- FIND・SEARCHで特定の文字の位置を検索
- COUNTIFで部分一致検索が可能
- LEN関数で文字列の長さを測定
Excelでは、文字列をうまく扱うことでデータ管理やレポート作成がより便利になります。
ぜひ、この記事を参考にして実践してみてください!









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