データ量が膨大になってきた昨今、PCに収まり切れないデータはクラウドサービスに保存することが常識化し始めました。ですが、クラウドサービスに保存されているデータの流出の怖さや通信障害時の不安要素もまだまだあります。そこで、自宅のハードディスク(HDD)のデータを家の外からアクセスできるようにしてしまえばクラウドなんていらない!という発想からLANディスク(通称NAS)という選択肢もありでは?と思い手を出してみました。NASは存在が認知されていないのか、個人に需要がないのかわかりませんが、発売している会社そのものが少なく、商品数が電気屋で2,3種類しかない…。今回はその中の1つI-O Dataが発売している2TBの使用した感想、メリットデメリットを紹介します。
まだ購入の検討段階の方は先に私の個人的な感想のところを読むことをお勧めします。
LAN Diskをルーターと接続
まずはハードの初期設定だが、これは超簡単。有線でLANケーブルと電源をつないで、電源オン!のみ。これでWiFi経由でのアクセスが可能です。
スマホからの接続
スマホからのアクセス設定はとても簡単で、アプリをインストールしてPINやパスワードを入力するだけ。ただ、二台目を接続するのは少し手間取りました。
まずは、アプリのインストール、アンドロイドの方はこちらからiOSの方はこちらから「Remote Link Files」をインストール。アプリを立ち上げると、登録ボタンがあるのでそこからQRコードで登録を選択し、付属の名刺サイズのQRコードを読み取ると、簡単に登録されます。
PCでの家の中から接続
LAN内であれば接続は簡単で、USBなどを開くときと同様に、エクスプローラーからPCを開くとLAN DISKというものがあるので、そこを開くとUSBなどと同様の扱いでファイルの移動が可能です。
PCでの家の外から接続
この作業が私的に一番欲しかった機能なのに、一番設定に苦戦したところなので、やり方を書いておこうと思います。添付文書には書かれていなかったので、ネット上のマニュアルのリンクも張っておきます。
まずは、接続に必要なユーザー名、PINコード、パスワードを取得します。これらの情報はLAN内で接続したPCからLAN経由でNASに接続し、設定しておかなければなりません。
PCの場合は専用のソフトのインストールをしなければなりません。こちらから「Remote Link Files for PC」をダウンロードを行ってください(※2022年10月をもってサービス終了したようです。新しくは、こちらからダウンロードしてください。)
その後、
Windowsの場合:RLF_PC_Vxxx.exe(xxxはバージョン)
macOSの場合:RLF_PC_MAC_xxx.dmg(xxxはバージョン)
をダウンロード、展開し、RemoteLinkFiles.exeを起動すると先ほど準備していたユーザー名、PINコード、パスワードが求められるので、それを入力すると接続が完了します。
個人的な感想
私が一番欲しかった機能は上記の通り家の外からデータにアクセスできるというところにあったのですが、結果的に言うと使いにくい。ハードの方は申し分ないのだが、専用ソフトがやたら使い勝手が悪い。PCからのLAN外部経由接続で編集後の上書き保存ができないのがとても痛いところ。一度NASからダウンロードして編集してまたアップロードという手間を踏まなければならない。大量のデータを一気に使用したい方(音楽のストリーミングなど)には全く向いていません。それに対し、スマホ版の方は音楽のストリーミングは可能です。
さらに、スマホ版もPC版も一番の欠点が接続までにかかる時間とネット環境依存という点。最初の接続も1分程度かかる上に、ファイルを探すための移動も5秒くらいはかかり、目的のファイルにたどり着くまでにかなりの時間を要します。さらに、「インターネット接続にプロキシが必要な環境ではご利用いただけません。」という注意書きがありますが、私が試したところテザリングではPCでもタブレットでも不可。(追記:楽天モバイルのテザリングで使用可能な方もいるそうです。私はUQで不可でした。)SIM付きのスマホ、タブレットかWi-Fi環境があるところでしか使用できないようです。
結論:同一LAN内で使用する分には便利だが、クラウドの代わりに外出先から使用するのはお勧めしません!


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